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| 悲しみよサヨウナラ |
| 面白いぐらいに ヒトは忘れるイキモノで。 忘れられないほどの楽しいことも苦しいことも やがてあっけなく忘れ去ってしまう。 それがヒトのサガと思えば 呆れ果てることも出来ない。 楽しいことを忘れ去るのは悔しいことだけど 苦しいことを忘れ去るのは幸せなことで。 嬉しいことを忘れ去るのは勿体ないことだけど 悲しいことを忘れ去るのは結構なことで。 そうしてヒトは何事もなかったように前に進めるのだから。 いつしか長くなった髪は すっかり見慣れたとはいえ 余りに長くなればうっとーしーもの。 ふとした時に ショートにバッサリ決め込んだ時 初めは違和感あっても 直に馴染んでくし むしろ新しい魅力を感じて貰えたりする。 ともすれば いつしかロングだった時のことは誰しも忘れ ショートな自分のイメージにリプレイスされる。 そうして ふとロング時代の自分の写真を見た時 あぁ こんな時代もあったのだよねと 懐かしい訳でもなく 思い耽る訳でもなく ただ淡々と記憶を蘇らせるだけで。 「あのコトはもう思い出したくもないよ。」 大丈夫 放っておいても忘れるよ。 人間はそんなイキモノだから。 どんな忌まわしい出来事だって その後の楽しい出来事の前には平伏すしかないのだから。 ただ一言アドバイスできるとすれば 死ぬほど苦しい出来事を消すには 死ぬほど楽しい出来事を敬虔することだよ。 あぁだこうだ悩む必要はないから ただひたすら楽しいことを感じることだよ。 そのためには ただ一つ がむしゃらに楽しむことだよ。 生きるってことを。 ヒトは時に演技することが大切なんだよ。 自分が最高に恵まれた人間だと思って 立居振舞ってごらん。 ホラ もう悲しみを忘れた自分がそこに居るから。 |
| 浮 舟 絵 巻 | |||||
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